愛猫からのサイン!毎日の排泄から健康状態をチェックしよう

猫はうんちやおしっこをよく観察する必要がある

猫は自分以外の猫や人に弱みを悟られないようにする生き物のため、体調不良を抱えている場合でも隠そうとします。そのため飼い主であってもなかなか猫の病気に気付きにくく、気付いた時には既に重大な病気になってしまった例も少なくありません。
猫の体調変化を素早く知るためには排泄物が重要になってきます。排泄物は健康のバロメーターとされており、いつもの排泄物の状態といつもとは違う排泄状態を知っておけば、いち早く体調の変化に気付いてあげられるでしょう。
おしっこの場合、通常は黄色ですが病気にかかることでおしっこの色がオレンジや赤色に変化します。このような色のおしっこが出てた場合には、血尿や肝臓の機能の低下が疑われるので、病院に連れていく必要があります。おしっこの状態はおしっこをかけると砂の色が変わるタイプのものではなかなか変化に気付くことができません。そのため、そのような砂を使用している場合は排尿後にお尻をティッシュペーパーで拭いてあげることで、おしっこの色を確認してみましょう。

猫の便秘や下痢は病気?

猫の便秘や下痢は様々な要因から起こり、中には重大な病気を抱えているケースもあります。猫が便になる原因には運動や水分不足の他に、代謝異常、直腸周辺の腫瘍、巨大結腸症などの腸の病気が原因で便秘になっている可能性が考えられます。病院に連れていく判断としては3日以上便秘だと分かったら治療を受けるようにしましょう。
下痢に関しては急な食事の変化や環境の変化によって下痢が起こりやすくなります。ただ、感染症が原因で下痢となっている可能性もあり、放っておくと命に関わってくる危険性があるので、下痢状態が続いたらうんちを採取し、密閉容器に入れて猫と一緒に便の状態を見てもらいましょう。

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トイレ以外の排泄はどうなる?

トイレ以外の場所で排泄した猫の場合、何らかのトラブルを抱えているということを覚えておきましょう。病気やストレスを抱えていると排泄時にに痛みが生じて上手くトイレで排泄できない状態であることが考えられます。おしっこの量が少ない、血尿が出ていたなどの異常を見られることも多いので、いくら躾のために叱っても改善することは難しいです。
また、トイレが汚かったり、場所が気に入らなかったりトイレに問題がある可能性もゼロではありません。日頃から猫が落ち着いて排泄できる環境を整えておくことも重要です。